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宮前区版 公開:2015年4月10日 エリアトップへ

区公共看板7割に問題あり 市民グループが調査

社会

公開:2015年4月10日

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 区内の公共看板の適正管理を目的に組織された宮前区サイン整備計画市民検討会議(恒川康夫委員長)がこのほど、区内1159の看板の調査結果を発表した。その結果、汚れ・はがれ・破損・劣化といった問題のある看板は843件見られ、公園・緑地に集中していることが分かった。

 宮前区サイン整備計画市民検討会議は区内の看板の破損や汚れ、誤表記を正し、効果的に情報を発信するため、看板整備の現況を把握すべく、宮前区役所が市民公募をかけて結成した。

 昨年度1年間で区内に設置されている1159の看板を対象に「汚れ」「はがれ」「破損」「劣化」の4つの項目について調査し、区に結果を報告した。それによると、4つの項目のいずれかの課題が見られたものは1159件中843件あった。このうち、公園・緑地に設置されている看板が657件を占めている。

 公園・緑地はそもそも看板が多く、今回の調査対象の1159件中856件が公園・緑地のもの。これらは主に、ボール投げや犬の散歩禁止等、公園の利用について示したものを中心に設置されている。これに対し、同会議の恒川委員長は「汚れや劣化で看板の機能を果たしていないものが多い。地域住民が公園のルールを知らない可能性も考えられる」と指摘する。

 区役所担当者は「看板設置当時から組織再編により管轄が変わっているものも多い。市民グループが設置したものに関しては管理者が不明な看板もある。現状を把握することが整備への第一歩」と話している。

 今年度は「修繕費」として15万円の予算をとっており、一件一件の管理状況を確認し、状態が劣悪なものから重点的に対応していくという。

 同委員会ではこの他、避難所への案内看板など防災に関するものが少ないといった課題も指摘した。野本紀子区長は「費用面でまだまだ課題はある。継続的に整備、適正配置を行っていきたい」と話している。
 

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