宮前区版 掲載号:2018年11月30日号 エリアトップへ

聖マリ医大病院 患者に勇気 「ミカ」引退 初代勤務犬、12月に交代

社会

掲載号:2018年11月30日号

  • LINE
  • hatena
イベントで子どもと触れ合うミカ
イベントで子どもと触れ合うミカ

 聖マリアンナ医科大学病院で2015年から患者に寄り添い、心のケアを行ってきた初代の勤務犬「ミカ」が12月に引退する。ミカを派遣した日本介助犬協会は「闘病中、ミカと過ごして前向きになった気持ちを忘れないでほしい」と、入院中の子どもたちにミカのぬいぐるみを贈るプロジェクトを11月から進めている。

 「ミカ」(スタンダードプードル8歳・オス)は勤務犬として、日本介助犬協会から聖マリアンナ医科大学病院に派遣されている。3年間にわたりベッドサイドで患者に寄り添ったり、手術室やリハビリ室までの付き添いなどを行ってきた。

 ミカが担うのは「動物介在療法」の一端。犬と触れ合うことで、心を癒すことはもちろん、闘病、治療意欲の向上を目指す療法だ。同医大が導入に向けて動き出したのは2012年。長期入院していた少女が「犬に会いたい」と医師に手紙を書いたことがきっかけだった。試験導入や署名活動を経て、15年に大学病院として初めて実現した。

 導入後、患者からは「明日から頑張れる」「辛い入院生活だが楽しみができた」などの声が寄せられ、ミカが来るのを心待ちにする患者も多い。手術を渋っていた子どもがミカのリードを持つことで、笑顔で手術室に向かえたこともあったという。

「ずっと一緒」ぬいぐるみ準備

 ミカは高齢のため12月に引退する。今後は2代目勤務犬「モリス」が引き継ぐ。日本介助犬協会では「引退後も患者に喪失感を持たせず、闘病への勇気を与え続けられるように」との想いで、ミカのぬいぐるみの作成に向け、11月からクラウドファンディングを開始。約1カ月で支援者は100人を超え、目標金額の150万円を上回る支援が集まった。

 ミカとモリスのぬいぐるみを各200個作成し、入院中の子どもたちにクリスマスプレゼントとして贈る。同協会担当者は「無菌室や夜間など、ミカが寄り添えない時にぬいぐるみが変わりになったらと以前から考えていた。皆様の支援のおかげで実現できる」と話した。

宮前区版のトップニュース最新6

8割が「レッド指定」か

土砂災害警戒区域

8割が「レッド指定」か 社会

県、市内6区で調査

10月18日号

川崎時代、糸口つかむ

ノーベル賞吉野氏

川崎時代、糸口つかむ 経済

82年 「空白の時間」に発見

10月18日号

計画策定「見える化」へ

新 市民館・図書館

計画策定「見える化」へ 文化

区民意見を反映

10月11日号

来秋から4年間利用休止

西長沢公園

来秋から4年間利用休止 スポーツ

スポーツ会場不在の危機

10月11日号

狙うはダブル(連覇)とターキー(三連覇)

犬蔵在住木戸修さん

狙うはダブル(連覇)とターキー(三連覇) スポーツ

県ボウリング代表の名将

10月4日号

自主返納 7区で増加

運転免許

自主返納 7区で増加 社会

県市と民間 独自策に注力

10月4日号

値上げ難航、経営影響も

市バス運賃

値上げ難航、経営影響も 社会

市、資金不足19億円の試算

9月27日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月18日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月18日号

お問い合わせ

外部リンク