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NPO法人 宮前かぐやの里 渡邊寛美さんに聞く 「人が好き、まちが好き、緑が好き」を体現
―グループホームさくらの運営を通して、障害者の地域の居場所作りを進めていますね
渡邊―親の高齢化などで家庭だけで支えるのが難しくなり、引きこもりがちになってしまっている人も多いです。様々な事情がある人が、ひとつ屋根の下に暮らし、仲間同士支え合いながら自立を目指しています。
―地域活動にも積極的に携わっているとか
渡邊―地域の小学校の寺子屋で先生を務めたり、アリーノでの「おしゃべり会」等に参加しています。来年度からは川崎鷺沼ロータリークラブに入会し、活動していきます。「日々勉強」の精神でどんどん活動の場を広げ、様々な方との出会いを大切にしていきたいです。
―活動の原点は
渡邊―幼少期、新潟県にある曹洞宗の禅寺「雲洞庵」で生まれ、修行僧に囲まれて過ごしました。曹洞宗の理念の中に「子孫繁栄」「布教活動」「社会福祉に貢献」というものがありました。その教えが今の原点のように思います。また、映画「ねむの木の詩がきこえる」より「波のようにくりかえすのです。心をひらくその時までくりかえしましょう、急がずに…」という言葉が好きで、大切にしています。
―原動力はなんですか
渡邊―とにかく人との出会いに恵まれました。支えて頂いた多くの方に、地域に恩返しができればという想いが原動力になっています。近くの植木の里の自然を眺めたり、有馬温泉にゆっくり浸かるひと時も元気の源です。
NPO法人宮前かぐやの里
川崎市宮前区有馬3-7-17
TEL:044-750-0831
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4月26日
4月19日