川崎市は現在、宮崎台駅周辺の自転車の駐車スペース不足解消に向け、新たな駐輪場の整備を進めている。宮崎台駅近くのスーパーマーケット「ライフ」に近接する土地に100台分を整備、来年2月にオープン予定だ。
市は一昨年、借地の返還のため、さくら坂に面した「(旧)第3施設」の270台分を閉鎖。不足台数分を補うため、「宮崎台駅入り口」信号近くと「花園橋」交差点付近の歩道の供用を開始した。
歩道に白線でワクを描き駐輪スペースを確保しているが、近隣住民からは「事故が起きるのでは」「台風時など風が強い時に倒れてしまう」など不安の声も聞かれていた。当初、市自転車対策室は「当面の措置で、公共用地の取得を目指して調整中」としていた。
現在、宮崎台駅周辺の利用可能な市営駐輪場は第1から第5施設までの計788台。民営1カ所(153台)を含めた利用率は104%(昨年6月調査)だ。
市担当者によると、今年は新型コロナ感染拡大の影響で、一時利用者数は減少傾向だが、定期利用は400台の「空き待ち」状態が続いているという。「今後もスペース不足解消に向け、検討を進めていく」と話す。
駐輪場施設の整備を管轄する宮前区道路公園センターは今年2月に事業者と契約を締結。当初、3月末の工事完了を予定していたが、新型コロナの影響や、地元との調整に時間を要し、工期を12月末まで延長。工事終了後、ラックの取り付けなどを行い2月ごろ供用を開始する。
メールで情報配信
市は7月10日、市営駐輪場の情報を利用者にタイムリーに発信するため、「かわチャリメールマガジン」の登録受け付けを開始。新規開設や閉鎖、定期利用に関する情報を随時配信するという。登録方法は市ウェブサイトで確認できる。
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