聖マリアンナ医科大学病院統合失調症治療センター(安藤久美子センター長/宮前区菅生)が主催する、精神科患者らのアート作品展「Rainbow展」が3月19日〜23日、galleryFLAT(幸区)で実施された。
精神障害者への偏見をなくすことなどを目的に、趣旨に賛同した知的障害者のアート活動を支援するNPO法人studioFLAT(大平(おおだいら)暁(さとる)理事長)が協力して約70点の作品を展示した。
出展者のひとり、愛目(うめ)こぼれさん(ペンネーム・16)の「思い出をソーダと。」は、女子生徒の笑顔が印象的な作品。愛目さんは気持ちが不安定になり、同病院に入院をしていた時期があったという。「入院するまで笑った顔を描いたことがなかったけど、病院内でいい刺激を受け、爽やかな笑顔が描けるようになった」と思いを話した。
同病院のカウンセラーは、作品について話をする愛目こぼれさんの姿を見て「もともと話をすることがあまり得意ではない子でしたが、作品を評価されることがうれしかったんだと思う」と目を細めた。大平理事長は「フラットのアーティストにはないテイストの作品が多く、いい刺激になったのではないか」と合同展示会のメリットを強調した。
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