ご当地ソングを区民発信で作ろうという企画が動き出した。中心となるのは、演歌や歌謡曲のメジャー曲を多数手掛ける区内在住の作詞作曲家・長谷川弓子さん。「宮前音頭のように、ずっと地域で歌って踊られるようなものになれば」と意気込みを語る。
かわさきFMのパーソナリティを務める長谷川さん。同局で番組を持つ宮前区文化協会会長で演歌歌手の松井夢二さんとラジオ局で出会ったのがきっかけで、ご当地ソングを作ろうという企画が今春に持ち上がった。
長谷川さんは『与作』などのアレンジを手掛け「演歌界の大御所編曲家」とも呼ばれる、故・池多孝春氏に16年間師事。今まで、メジャー30曲超などをはじめ、数えきれないほどの作詞作曲を手掛けている。
長谷川さんは5月2日、フェイスブックの宮前区コミュニティページ『ふらっとみやまえく』内で、同企画とともに「区の紹介したい場所を教えてほしい」と書き込んだ。すると、古墳や宮前メロン、東名川崎インターなど、2日間で30件を超えるコメントが寄せられたという。長谷川さんは「まだ動き出したばかりだが、新しい周知の力に驚いている」とSNSに期待感を示す。今後は、コメントされた場所に直接足を運び、自宅兼スタジオで、作詞作曲活動をしていく考えだ。「CDで売り出すなどでなく、地域でずっと歌って踊られる、愛されるものになれば」
愛される「宮前音頭」
松井さんは「宮前音頭のようになるといい」と期待を寄せる。宮前音頭は、高津区と分区して18年経ってもご当地音頭がないことを憂いた当時の自治会・町内会連合会長が後援し、制作された。以来、夏に区内の各自治会・町内会で開催されている盆踊りや太鼓ミーティングなどでも踊られ、地域に愛されている。歌手として携わり、今も区文化協会に所属する清水マリ子さんは、「また歌わせてもらえたらうれしい」と思いを述べた。
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