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宮前区版 公開:2022年7月1日 エリアトップへ

自動車文庫特別企画 「アーカイブ展」スタート 4カ所で区の歴史共有

コミュニティ文化

公開:2022年7月1日

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有馬さくら公園での自動車文庫=6月17日
有馬さくら公園での自動車文庫=6月17日

 川崎市内各地に図書館の本を届けている自動車文庫「たちばな号」が、宮前区企画課と連携した『出張!アーカイブ展』を5日(火)から開始する。4カ所の会場では通常の出張図書館の機能に加え、区内の40年前の写真などのパネル展示や関連書籍を集めたコーナーを設置。区民のシティプライド向上が狙いだ。

 宮前区制40周年に合わせて企画されたもので、市立図書館の自動車文庫が外部機関と連携して行うのは初。区が行っている『ふるさと意識高揚アーカイブ事業』の一環として、7月1日に行われる区制40周年記念式典で使用した写真などのほか、書籍や地名などを通じて区の歴史や景観などを世代間共有。ふるさと意識の醸成を図り、地域資源や文化などを継承していく。

交流の場にも

 自動車文庫たちばな号は、約3千冊を載せて市内21カ所、区内では4カ所を回り、それぞれ月に2回ずつ巡回している。

 多い所では、1カ所あたり50人超の利用者があるという。「子連れママが多いから絵本を多めに」「高齢者が多いから健康関係の本を」など、それぞれの場所に合わせて本を届けている。

 6月17日に有馬さくら公園で行われた自動車文庫。20冊の絵本など児童書を借りていった5歳児の母親は「在宅勤務になり存在を初めて知った。子どもはすぐに読み終えてしまうし、近場に来てくれるのはありがたい」と話した。公園でトカゲを捕まえて遊んでいた女児2人は、早速に爬虫類図鑑を手に取って調べていた。

 たちばな号を担当する小山田誠さんは「到着すると、子どもたちがうれしそうに集まってきてくれる」とやりがいを語る。図書館と違い、騒いでも問題がないため、「この本、面白かった」など会話をしながら選書でき、コミュニケーションの場にもなっているという。

随時写真を募集

 アーカイブ展の開催場所と日程は以下の通り(カッコ内は雨天順延日)。

 市立東高根森林公園東名高速道路側▽7月5日(8月2日)ともに(火)午後3時10分〜50分。有馬さくら公園内▽7月15日(8月5日)ともに(金)3時20分〜4時。宮前美しの森公園内▽7月28日(8月25日)ともに(木)2時20分〜3時。宮前休日急患診療所駐車場▽同日3時30分〜4時10分。

 区ウェブサイトではデジタルミュージアムが見られると同時に、古い写真を集めている。

 詳細・問い合わせは区企画課【電話】044・856・3133。

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