この夏、触れるだけでも危険な毒キノコ「カエンタケ」の発見情報が神奈川県内で増加している。県立東高根森林公園(神木本町)ではチラシを掲示し注意啓発。「発見した際は触れずに施設まで連絡を」と、注意を呼びかけている。
カエンタケは、誤って食べてしまうと死に至り、触れるだけでも皮膚の炎症を引き起こす可能性のある猛毒のキノコ。横浜市や相模原市、県央エリアの公園などで発見例が相次いでいる。
川崎市内では、川崎市民プラザ(高津区)の日本庭園内で昨年7月に発見された。一般利用者が近づけないよう立ち入り禁止にし、周辺の土ごと撤去。再生力が強く、同じ所からまた生えてくるため、セメントで埋めて対応した所、今年は発見されていないという。市は8月8日時点で同プラザ以外での発見報告を確認していない。
カエンタケはカシノナガキクイムシによるコナラやクヌギなどの伝染病「ナラ枯れ」が起きた樹林で確認されることが多い。県立東高根森林公園ではピクニック広場などにナラ枯れした樹木が多数あり、県が配布しているチラシを8月2日から掲示して注意喚起。担当者は「もしカエンタケを発見したら絶対に触れないで。撤去するためパークセンターに連絡を」と注意を呼びかけている。
市内には公園以外にもナラ枯れした樹木が多数確認されているため、注意が必要。
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|