30余年の活動報告をまとめた冊子の完成記念として、平瀬川流域まちづくり協議会(杉田進会長)は1月28日、JAセレサ川崎菅生支店でシンポジウムを開催した。
同協議会発足は1990年、治水河川改修工事をめぐる蔵敷商店会の勉強会で、平瀬川中心のまちづくりが提案されたことがきっかけ。活動は蔵敷地区から徐々に広がり、98年に「平瀬川流域まちづくり協議会」が発足。現在は「子どもたちへのふる里づくり」を合言葉に約100人が所属。「さくら祭りとアユの放流会」「七夕サミット」など、地域住民を巻き込んで活動している。
シンポジウムには116人が参加。第1部では、同協議会をはじめ、平瀬川流域で活動している飛森(とんもり)谷戸の自然を守る会や水沢森人(もりんど)の会、はぐるま稗原農園、菅生小5年生、稗原小5年生の活動報告のほか、混声合唱団コールエスペランサも歌声を披露した。
第2部は、藤倉茂起副市長や日大理工学部の安田陽一教授など、有識者6人が招かれ「これからの平瀬川をいかしたまちづくり」をテーマに、地下鉄延伸工事の影響などについて語り合った。
杉田会長は「それぞれの立場から思いや可能性、課題などが確認できた。今後も市民、行政、専門家を交えたシンポジウムを行っていきたい」と話した。
![]() 有識者たちが議論
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