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医療リポート【3】 角膜移植も地域が担う時代に 取材協力/宮前ありま眼科
区内東有馬の宮前ありま眼科が角膜移植を行っている。「地域医療で移植ができるのは画期的なことではないでしょうか」と話す御宮知達也院長。
角膜は黒目の表面部分にある透明な膜を指す。病気や怪我などで角膜に傷ができたり、感染症で混濁したりすると、視覚に障害が生じる。最悪の場合、失明するが、「角膜移植を行えば視力を失ったり失いつつある人の視力を回復することが可能です」と御宮知院長。
角膜移植は臓器移植に比べて拒絶反応が起こりにくい部分と言われている。国内の手術件数は年間2000件ほど。同院での手術は片目1時間ほどで、日帰りで受けられる。「私にできることは地域の皆さんにどんどん還元していきたい。どんな些細なことでも相談してください」。
眼瞼下垂が増加傾向
「最近、まぶたが開きづらくなる眼瞼下垂の症状を訴える患者さんが増えています」と御宮知院長。眼瞼下垂になると、視野が狭くなる。また、おでこや眉を上げる筋肉を無理に使うようになるため、おでこに深いシワができたり慢性的な頭痛になる。高齢者に起きやすい病気だが、コンタクトレンズの長期装用でも発症するという。「年齢で諦めている人や気づいていない人も多い。眼科受診で早期発見を」と呼びかける。
眼瞼下垂と診断された場合は手術が主流。同院ではメスは使わず、組織侵襲の少ない炭酸ガスレーザーを使用している。「炭酸ガスレーザーを使用すると、止血しながら組織を切開できます。また、短時間で手術を行えることから患者さんの負担を軽くできます」。
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5月3日
4月26日