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シリーズ【13】 どう違う?胃と大腸の「ポリープ」
『ポリープ』と聞いて『がん』を思い浮かべる人も多いだろう。その代表例が胃と大腸にできるポリープだが、「がん化するまでの進行具合や予防方法は異なります」。こう話すのは、国立がんセンターで内視鏡技術の習得に励んできた平島院長。毎月がんをテーマに連載。今月は「胃ポリープと大腸ポリープの違い」。
最も大きな違いは、将来がん化するポリープか否かの「悪性度」。組織の違いにより「胃ポリープは、がん化するケースが少ない一方、大腸の場合はがん化するケースが殆どです」。胃ポリープから胃がんになることは多くなく、何もない胃粘膜にいきなりがんが出来る事が多く、進行も早い。そのため、1年に1回検査することが大切だという。一方、大腸がんは大腸ポリープからがん化する事が多いため「大腸ポリープをがん化する前に切除することが大変重要となってきますし、がんの予防になります」
いずれの場合もがん化する恐れのある「目」を取ってしまえば完治する可能性も高まるが、「その要は早期発見に限ります」。放っておくと「外科的に切除」「手遅れ」「抗がん剤治療」の場合も。
そこで同院は将来がん化する恐れがあるか否か、より高精度な診断を追究するため、がんセンターと同式の胃・大腸デジタルハイビジョン内視鏡を導入。ポリープなどの突起物や微妙な色の変化をキャッチ。また、100倍拡大機能付き内視鏡と組み合わせてミリ単位の病変の早期発見につなげる。【次回は過敏性腸炎】
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5月3日
4月26日