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子宮筋腫や卵巣の病気、不妊症の原因に 30代からの「生理痛」 取材協力／婦人科・内科・小児科 大野医院
年齢とともに減少するはずの生理痛。「30代・40代になっても傷みがひどい人は月経困難症を疑ったほうがよい」と話す大野医院の大野祐子院長。
生理の血にレバー状の固まりが混じる、生理がダラダラと長引く、鎮痛剤の頓服回数が増える、生理後も下腹部痛が持続する―そんな症状がある人は子宮筋腫や卵巣の病気、不妊症の原因になりやすい子宮内膜症の可能性があるという。
「子宮筋腫は悪性の病気でないから大丈夫、貧血は市販の鉄剤やサプリメントで治せると考えていませんか。市販の薬で我慢していると、症状が悪化して閉経まで症状が持続してしまいます。薬は市販に頼らず、医師の診断後に治療法や薬を選ぶようにしてください」。早期発見であれば、お腹にほとんど傷が残らない腹膜鏡手術が可能。「数日の入院で治療できますし、早めの受診をおすすめします」。
子宮内膜症も最近増えているという。20代から発症し、徐々に生理痛が悪化することも。「腰痛や性交痛を伴ったり、ひと月の半分を鎮痛剤の内服に頼ることになる人もいます」と指摘する。しかし、子宮内膜症も黄体ホルモン剤や保険適応のピル服用で辛い生理痛を軽減できる。
子宮がん検診と超音波検査年１回目安に受診を
大野院長は「子宮がん検診と超音波検査を年１回行ってください。月経困難症の原因となる病気の早期発見にもなりますし、かかりつけの婦人科を見つけるきっかけにもなるでしょう」と呼びかけている。
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婦人科・内科・小児科 大野医院
川崎市宮前区馬絹１７４５
TEL:044-866-6259
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