市立野川中学校(北谷辰雄校長)は、同校の東日本大震災復興支援活動の一環として応援ダンスビデオを制作している。11日の撮影では全校生徒900人がダンスを披露。レンズの向こうの被災者にエールを送った。
野川中の東日本大震災復興支援活動は被災地の人に少しでも明るくなってもらおうと、昨年から始まった。
2回目となる今年は人気アイドルグループAKB48の楽曲「恋するフォーチュンクッキー」を全校生徒や教師が踊るビデオを岩手県陸前高田市立第一中学校に送ることに決まった。
発案は陸前高田市出身の多田真祐教諭。現地の生徒たちを元気づけたいと働きかけ、実現した。全面協力したのが生徒会。クラスを1つ1つまわり、主旨を伝えて参加を募ったという。その結果、全校生徒900人の参加となった。
撮影日となった11日、グラウンドに集まった生徒たちは、この日のために朝、昼と1週間練習に励んだ成果を披露。一糸乱れぬとはいかなかったが元気あふれるダンスの撮影ができた。生徒の他、教師も協力。放送芸術部がそれぞれのダンスを1本の作品にまとめる。
ビデオは多田教諭が来年1月、直接届ける予定だ。
生徒会長の渡邉葉月さん(中2)は「準備期間が少なく心配していたけど、みんな一生懸命に踊ってくれたので良い作品になると思う」と話した。
北谷校長は「被災された方に生徒たちの元気を伝えられたら嬉しい」と話していた。
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