宮前区のバイク愛好家らで構成されるペガサス宮前(千葉壽一代表)と宮前消防署(並木努署長)は3月11日、災害時連携の協約を結んだ。大規模災害発生時、ペガサス宮前はバイクの機動力を生かし、被害状況の確認、救援物資運搬などで同署を支援する。
ペガサス宮前は1995年の阪神・淡路大震災でバイク隊が活躍したことを参考に区内のバイク愛好家有志が集まり2011年8月に結成した。現在50人が在籍、今後発生が予想される大地震に備えている。
協約では大規模災害発生時に宮前消防署がペガサス宮前に協力を要請。要請を受けたペガサス宮前は宮前区内の火災や道路寸断などの被害状況の情報収集と、収集情報の提供、救援物資の搬送などを行う。
また事後の報告を前提にペガサス宮前が独自に必要と判断した行動もできるとなっている。
宮前消防署は、連携の他、有事のペガサス宮前の活動に対して事故等の保障、燃料の調達、補給などのサポートを行う。
調印式は3年前に東日本大震災が発生した3月11日に開いた。並木署長は「3・11という特別な日に地元を良く知る人たちが集まったチームと協約締結できて心強い。今後お互いを高めていく合同訓練などを通して災害時に連携がとれるよう一致団結したい」と話した。また千葉代表は「結成から草の根活動を続けてきたペガサス宮前に光をあててくれたことに感謝。消防署と力をあわせ、地域の皆さんに安心、希望、勇気をあたえることができれば」などと話した。
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