インフルエンザ市内で流行 例年より1カ月早く
川崎市は11月27日、インフルエンザの流行が始まったと発表した。流行が始まるのは例年12月中旬だが、11月から始まるのは2007年以来7年ぶり。市は「今後どのように推移するかわからない。感染予防の対策実施を」と呼び掛けている。
インフルエンザの流行は例年12月中旬から3月にかけての場合が多いが、今年は1カ月早い11月中旬から患者が増加している。
市内の流行状況をリアルタイムで伝える感染症情報システムによると、市内56の定点(医療機関)当たり、インフルエンザと診断された患者数は、第47週(11月17日から11月23日まで)で2・78人と前週の1・20人から1・58人増加した。流行の兆しを示す1・0人を大きく超えている。
現在は主にターミナル駅のある川崎区や高津区に患者が増えており、1、2週間で市内各地に感染が広がると予想されている。感染者の多くは14歳以下の子どもで、市内の小学校では、11月30日時点で学級閉鎖が13件発生している。
健康安全研究所によると、「今年の流行は香港A型で、一般的に感染力が強く、高熱や関節痛が続く場合が多い。またA型の特徴として重症化した場合には、脳炎や脳症などの中枢神経系に影響を及ぼすことが多いので『意識がもうろうとしている』『へんなことを言い始める』などの症状が出た際には、すぐに医療機関に行ってほしい」と呼びかけている。
市健康福祉局では、「1カ月早いということもあり、今後どのような推移をしていくか予想が立てづらい。インフルエンザに『かからない、うつさない』ための正しい衛生習慣を身に付けてほしい」と訴えている。
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4月26日
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