神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2016年6月3日 エリアトップへ

市動物愛護センター 有志の協力が成果に 犬の殺処分3年連続ゼロ

社会

公開:2016年6月3日

  • LINE
  • hatena

 川崎市動物愛護センター(高津区蟹ヶ谷)が2015年度、収容した犬の殺処分ゼロを達成した。13年度から3年連続の達成。猫の殺処分も9匹と、前年度より3匹減った。多くのボランティアと協力し、新しい飼い主探しに努めた結果だという。「ボランティアの皆さんと手をつないで取り組んだことが殺処分数の削減に繋がった」と同センターの小倉充子所長は話す。

 約30のボランティア団体が同センターと協力して、毎月第3日曜日に「譲渡会」を開催し、新たな飼い主との出会いの場を設けている。また、飼い主に対しても、ボランティアと共にしつけ教室や適正飼養を呼びかけるキャンペーンも実施。最後まで責任と愛情を持って飼う「終生飼養」の啓発に努めるなど、動物の命をつなぐ活動に取り組んでいる。小倉所長は「飼い主も簡単に動物を手放すのではなく、新しい飼い主を探す努力をして頂くことが大切。今後はしつけ教室などを通して、無責任飼い主ゼロを目指したい」と強調する。15年度、飼い主から引き取るなどして保護した犬は94匹(前年度比47匹減)、猫は473匹(同34匹増)。保護された犬や猫は、55人の個人ボランティアが散歩や哺乳などに協力する。家庭で飼育されることを見据えて、外の空気や人に慣らせている。

 昨年11月には、川崎市獣医師会と技術支援協定を結び、同センターで保護された負傷動物の治療を強化。職員が現場で技術を学ぶ研修も行い、不妊・去勢手術の技術向上も図っている。

 市は今年度から「動物愛護基金」を設置。寄付金を募り、動物の譲渡活動やボランティア活動の支援に活用する。フードや、ゲージ内に敷く毛布などの物品の寄付も受け付けている。
 

宮前区版のトップニュース最新6

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook