神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2017年7月21日 エリアトップへ

宮前メロン、上々の出来 「幻の特産」 市長・区長に報告

文化

公開:2017年7月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
小田嶋区長にメロンを手渡す井上さん(左)
小田嶋区長にメロンを手渡す井上さん(左)

 直売のみで市場には出回らないため「幻のメロン」とも言われる区の特産「宮前メロン」。その生産者でJAセレサ川崎そ菜部宮前支部メロン部長を務める井上國夫さんが今月、福田紀彦川崎市長と小田嶋満宮前区長に収穫したばかりのメロンを届け、今年の出来を報告した。

 宮前区の3戸の農家で年間約6000個が生産・販売されている宮前メロンだが、今年は2戸4000個の出荷となった。例年、6月の予約開始で7、8割が売れる。7月上旬からの直売は1週間もせずに完売してしまうほど人気。今年分もすでに完売している。

 井上さんは「今年は春先の天候も良く、空梅雨で例年よりも大きく育った。甘味も乗って上々の出来」と話す。

生産者減が課題

 1977年から有馬地区と野川地区でトマト栽培の裏作として栽培が始まったメロン。高津区との分区を機に「宮前メロン」と名付けられた。網目の美しさと上品な香り、甘味が特徴だ。

 だが、温度と水、土壌の徹底管理が必要とされ、一本のつるに1個の果実しか結実させないなど、高度な技術が必要なことから生産者がなかなか増えないという課題がある。また、ハウス栽培のため新規で始めることが難しいという。

 最盛期には区内7戸で年間約1万2000個生産されていたが、後継者不足により、現在は3戸まで減少した。井上さんは「他区の人や若い世代の人でも、やりたいと手を挙げてくれれば技術は惜しみなく伝えていきたい」と話した。

宮前区版のローカルニュース最新6

浸水被害を防げ

宮前区

浸水被害を防げ

土のう配布中

5月27日

梅雨に聞くジャズ

アリーノ

梅雨に聞くジャズ

6月23日にコンサート

5月27日

鮮やかな粘土の花

鮮やかな粘土の花

6月17日〜作品展

5月25日

国の「交流拠点」モデルに

等々力緑地

国の「交流拠点」モデルに

収益性の計画などを評価

5月24日

夕暮れ鷺沼にジャズの音

夕暮れ鷺沼にジャズの音

月1のフリーライブで

5月24日

公園魅力向上へ社会実験

川崎市

公園魅力向上へ社会実験

キッチンカー出店者募集

5月24日

意見広告・議会報告政治の村

  • 災害に強い川崎へ!(中)

    宮前ガバナンス5月号 連載寄稿

    災害に強い川崎へ!(中)

    〜情報を一早くキャッチで身の安全を!〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

    5月17日

あっとほーむデスク

  • 5月24日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook