宮前消防署(杉山哲男署長)は全国秋季火災予防運動(11月9日〜15日)を前に、初めて宮前警察署らと連携して広報に取り組む。先月には各行政機関のマスコットキャラクターが登場する啓発ポスターを作成。杉山署長は地域一丸となった活動を展開しようと、宮前区安全・安心まちづくり推進協議会(持田和夫会長)にも街頭広報への協力を求めた。
秋の火災予防運動の実施にあたり、同消防署は宮前警察署と宮前区役所に協力を依頼。連携の象徴として先月、市消防局イメージキャラクター「太助」や県警シンボル・マスコット「ピーガルくん」、区PRキャラクターの宮前兄妹「メロー」「コスミン」が火の用心を呼び掛けるポスターを作成した。ポスターは区役所や警察署をはじめ、自治会・町内会などの掲示板や鷺沼駅・宮前平駅・宮崎台駅に貼付。同消防署本署では先着50人に配布中だ。
地域住民に活動の輪を広げようと、杉山署長は区安全・安心まちづくり推進協議会の持田会長を訪れ、火災予防に対する協力を求めた。
持田会長は「防火の推進は安全・安心まちづくりにつながる。行政の手が届かない部分を地域住民が補っていくことも必要」と述べ、街頭広報への参加を約束した。
同消防署は11月8日午後2時〜3時、警察や区役所、同協議会と区役所前市民広場で街頭広報を実施。ポスターに登場したキャラクター4体が集合し、記念撮影にも対応する。9日は宮崎台駅で開催。こちらは「太助」のみ登場予定。
杉山署長は「県警の協力により、地域の方が親しみやすく安全で安心していただけるポスターが完成した。今後も地域の方々や関係機関と連携し、火災予防の普及啓発を行っていきたい」と話した。宮前区内では9月末時点で38件(昨年プラス11件)の火災が発生。原因の第1位はタバコが10件となっている。
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