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医療レポート【2】大腸がん 便潜血検査の「陰性」とは
健康診断などで便潜血検査を受けた人も多いのでは。「検査で陰性でも、大腸がんのリスクはある」と話すのは、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック(平島徹朗院長)の久津川誠副院長。今回は、大腸がんと内視鏡検査について取材した。
男女ともに死亡原因の上位を占める大腸がん。会社や市の検診で行われる便潜血検査では、早期の大腸がんやポリープは発見されにくい。「進行していても出血しなければ陰性になることもある。『陰性=異常なし』ではない」と久津川副院長。大腸ポリープはがん化することが多いため、その前に切除することが、がんの予防にもつながるという。「自覚症状が出にくいため、気づいた時には手遅れというケースも。早期発見のためには、内視鏡検査が鍵」。がんが粘膜下層の浅い部分に留まっている早期段階であれば、体に負担のかかる外科手術ではなく、内視鏡的に切除することも可能だ。
4月に内視鏡室を増設した同院では、がんセンターや大学病院と同等の「デジタルハイビジョン内視鏡」を導入。スコープ、モニターともに視野が広く画像が鮮明なため、通常の内視鏡では見つけにくい小さなポリープや微小な変化にも有用だ。「検査への抵抗感を減らしたい」と患者の負担をなるべく抑え、より上質な検査を追求している同院。「40歳以上の方は、一度は内視鏡検査を受けてほしい」
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5月3日
4月26日