神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2018年11月2日 エリアトップへ

野川 町名の区またぎ解消へ 11月から住所表示変更

社会

公開:2018年11月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
住居表示の対象となる地区=川崎市提供
住居表示の対象となる地区=川崎市提供

 これまで土地の地番で表記されていた野川地区の一部で、11月5日から「住居表示」が実施される。宮前、高津区にまたがっていた町名も変更される。地元からは「隣近所で住所が大きく違う、などの分かりづらさが解消されれば」と期待の声が聞かれる。

 野川地区では、地番表記とあわせて、1982年の分区の際に同地区が宮前区と高津区に分けられたため、両区に野川という町名があり、「間違えられやすい」という声があった。

 また、地番表記では「番地」を使用しているため、飛番や枝番、欠番が生じることで、郵便や宅配の遅れ、緊急車両の到達の遅れなど、日常生活に不便や支障が起きていた。さらに、同地区では住民の増加も続いているため、これ以上の混乱を避けるためにも地番の整理を求める声があがっていた。

 そこで市は2015年12月に「野川地区住居表示検討委員会」を設置。地元住民の代表者らと検討を重ねてきた。

 今回の住居表示実施は第1期で、高津区は全域を「北野川」と「東野川1丁目、2丁目」に分け、宮前区に関しては一部地域について「野川本町」という町名に変更される。

 市戸籍住民サービス課は、「残る宮前区内の地域についても、すでに新町名と新町界案が出ているが、正式決定は来年以降で、今後何回かに分けて変更する予定。次回は来年で、おそらく今年同様に2月に地域を決定し、11月くらいの実施になるのではないか」と見込む。 検討委員会にも出席していた地元住民の一人は「住所変更の手続きは手間になるが、分かりやすくなることで新住民にとっても親しみやすい町になれば」と歓迎。区内の不土産業者も「今まで本当に分かりにくかったので、早く全域に実施してほしい」と話していた。

宮前区版のトップニュース最新6

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook