FC町田ゼルビア秋田豊新監督 「優勝目指す」 「ただし簡単ではない」
今シーズンJリーグ昇格を目指すFC町田ゼルビアの新監督に就任した秋田豊監督に、チームに必要なこと、目指すチーム像、チームとサポーターのことなど秋田イズムを聞いた。
―昨年の就任会見で「戦えるチームを作る」と話していましたが詳しく教えてください。
「体力、メンタリティ全てにおいて戦える準備、毎試合を戦い抜く力、シーズンを戦い抜く力のあるチームを作りたい。まずは12月の天皇杯まで3週間見させてもらったが、様ざまな意味で選手、チームが変わってきた。天皇杯のガンバ大阪戦(2―3)でも、最後は耐えきれなかったかもしれないが、選手が持つポテンシャルをもっと引き出すことができれば十分にシーズンを戦い抜くことができる。ガンバ戦で改めてそう感じた」
―ゼルビアにとって今、何が必要ですか。
「僕のスタイルはハードワークで最後まで戦うこと。一人ひとりが抜かない、力を出し切るということ。それを90分出し切れるかポイントになる。シーズン前から見させてもらえているので、心技体すべての面でレベルアップさせたい。15日から練習が始まるが、シーズン前は1年の中でも一番苦しい時だけど一番伸びる時。シーズンを戦う力をプレシーズンに蓄えて欲しい」
―どのようなチームを目指しますか。
「皆さんが観てワクワク、ドキドキ、楽しいという気持ちになるチームにならなければならない。普通にやっていてもそんな気持ちにならない。トレーニングを積んで上手くなって、そういう試合をする。それがプロだと思う」
―監督としてチームを作り上げている今の心境は。
「僕は鹿島で育って、鹿島に育てられた選手なので、チームを作りあげる中で育ってきたので、僕も選手たちを育てて、成長させて、僕自身も成長しチームを強くしていきたい。今回そういうチャンスを頂いたので、生かしたい」
―町田市の雰囲気はどうですか。
「僕は町田と鹿島は似ているなと思う。鹿島は狭い町で、みんなが家族みたいで、みんなが応援してくれ、『おらがチームだ』という感じで応援してくれ、選手も大事にしてくれた。町田に来て、色々な人が声を掛けてくれ、さっきも『頑張ってください』『応援していますよ』と応援してくれ、懐かしいなと思った。町田の人たちはサッカーファンが多いのだなと感じるし、その分責任も改めて感じる」
―どのように指導していきますか。
自然に選手たちが熱くなれる状況を作ってあげるのが僕の役目だと思っている。厳しいことを言わなければいけないところは、そうするが、自分たちが自発的に戦わざるを得ない立場を作るのがベターだと思う」
―サポーターに求めることは。
―やっぱりスタジアムに来てほしい。たくさんの人たちがゼルビアを応援してくれることは選手たちの力になる。選手たちだけが戦っているのではなく、ゼルビアを愛する人たちがみんなで相手を倒すという気持ちを作っていきたい。グランドの中では攻守において『一体感を持って』と言っているが、スタジアムで選手とサポーターがバラバラだったら力にならない。同じベクトルでサポーターも選手と一緒に戦ってくれたらうれしい」
―今シーズンの目標は。
「もちろん優勝。ただしそんなに簡単なことではない。だからこそシーズンが始まるオフシーズンに本当に苦しい、他のチームに負けない練習を積んで、なおかつ上手く、強くなってシーズンを迎えたいです」
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