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つながり保育園 七夕に届いた善意の心 贈り物はコーヒーの木

教育

掲載号:2020年7月23日号

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葉をなでてコーヒーの木と親しむ子どもたち
葉をなでてコーヒーの木と親しむ子どもたち

 七夕に届いた善意の気持ち――原町田の学校法人正和学園つながり保育園・まちだ(齋藤祐善理事長)に7月7日、コーヒーの木が届けられた。同園では6月に入り口のプランターが盗まれたばかり。それを知った人物が子どもたちに向けて暖かいメッセージとともに贈ったものだ。

 「みんなのことを見守っている大人もいるよ」。添えられた一言が、心無い大人によって傷つけられた子どもたちの心に届く。1鉢で送られた木が、今では5鉢に分けられてすくすくと育っている。

 子どもたちの安全面と道行く人の景観を兼ねて、園の入り口に並べていた季節の花のプランターがいつの間にか無くなった。防犯カメラを調べると、夜中の3時に持ち去る見知らぬ大人の姿が映っていたという。傷つくスタッフや子どもを憂慮し、齋藤理事長がこの事実をSNSを通じて発信。後日、匿名の人物から「何か希望する植物を贈りたい」との申し出があった。

子どもたちと一緒に成長し

 同園には現在1・2歳児の19人が通う。艶のある緑の葉が美しいコーヒーの木は成長すると白い花や赤い実を楽しむことができる人気の木。施設長の大西正子さんは、豆を用意しコーヒーを入れ、どんなものかも含めて経緯を説明した。「子どもたちと一緒に育てていこうと思います。いただいた真心は忘れません」。正和学園では昨年から園地や園内の緑化に取り組む「みどり基金」を始めた。今いる子どもたちが幼稚園に上がるときには、成長したコーヒーの木を一緒に移すことも考えているという。

 手入れや水やりなど、子どもたちも愛情を持って真剣に取り組む。プランターが盗まれたことを考えると、以前のように外に置くのはためらった。それでもどこかで見てもらっていることを信じ、天気の良い日には前と変わらずに園の入り口に並べることに決めた。大西さんはもしかしたらこの紙面を見ているかもしれない匿名の送り主に伝えたいことがあると言う。「いつかコーヒーの実ができたら、保育園にコーヒーを飲みにいらしてほしいです」

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