女子サッカーの関東リーグで活躍していた町田市内在住の池座綾花さんが11月下旬、アイルランドでのプレーを目指し日本をたつ。今春、現役を離れたが、子どもたちに指導するなか、再びサッカー選手として挑戦したいと考えるようになった26歳。「現地でチームを探し、アイルランドでも必要とされる選手になりたい」と意気込んでいる。
池座さんは原町田の町田第二小学校に通い始めた頃、サッカーに打ち込んでいた兄の影響を受け、地元のチームでボールを追うようになった。同学年に女子選手は他にいなかったが、スピードを生かしたプレーで男子選手に見劣りすることなく活躍。中学生になっても、積極的に攻撃参加するディフェンダーとしてプレーし続け、進学した神奈川県内の高校ではチームを全国大会へと導く活躍をみせた。
卒業後は同じく神奈川を拠点とする関東リーグを主戦場とするチームでプレーしてきたが、長くフィールドを舞台にしてきたなか、「新たな分野をみてみたい」という思いが芽生えるように。現役を離れ、海外で働きながら、語学を学ぼうと「新たな挑戦の場」を探してきたという。
選んだのはアイルランド。「何かできるのも今しかないと思って。英語圏であっとホームなお国柄に目がいきました」と池座さん。ただ、現役を離れ、町田市内で小学生らにサッカーを指導するうちに自身もサッカー選手としてもう一度、フィールドに立ちたいという思いが強くなっていったのだという。「子どもたちに『夢をもって』と伝えるうちに、自分はあるのかと考えた。指導を通じて、サッカーの楽しさを再確認したことも大きかった」と振り返る。
いずれ町田で
池座さんは現地で入団テストを受けるなどして所属チームを探していくつもりという。「海外選手のパワーには勝てない。スピードで勝負できれば。チームを勝利に導ける選手になりたい」。そして、いずれ町田で女子サッカーチームを立ち上げたい考えがあるとし、「大好きな街への恩返しの気持ちをもって地元に貢献できればと思う」
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