町田市内の福祉関係者らで構成される団体が4月2日(火)の世界自閉症啓発デーに合わせた企画の準備を進めている。芹ヶ谷公園で夜桜を「ブルー」にライトアップさせ、「青い花火」を打ち上げる催し「Warm Blue Machida」=中面で関連記事。初開催となるイベントの実行委員長を務める小林祐喜さんは「自閉症や障害者への理解を広げる機会にしたい」と意気込んでいる。
夜桜のライトアップは3月30日(土)から開始し、花火を打ち上げる4月2日まで続ける。世界自閉症啓発デーに合わせ、ブルーライトアップなどによる自閉症への理解を広めるための啓発は世界や国内で広がっているが、今回はその取り組みに協力する小林さんが所属する一般社団法人代表の「町田市では十分に浸透していないのでは」という疑問が発端となり企画が立ち上がったという。
そして、開催にあたり準備を進めていくなか、協力を申し出る福祉団体、企業が「増えていった」といい、小林さんらは実行委員会を結成。町田市庁舎や町田駅前のブルーライトアップをより充実させることを市に依頼するなど、4月2日を盛り上げるための準備を重ねてきた。
小林さんは「より注目されるよう季節に合わせてサクラを対象とし、春の花火として印象に残るようにした」と振り返り、「初開催。成功させたい」と意気込みを語る。
理解不十分
「短期入所」施設のスタッフとして日々、障害者を迎えているという小林さん。自閉症や障害のある人への理解が広がっていないと感じることが数多くあるといい、「障害のある家族と買い物に行くことに引け目を感じてしまう方もいる。まわりの目を意識してしまうようだが、地域の理解が広がっていればそのようなことにならないと思う」
そんなこともあり、今回のイベントを市民が自閉症など、障害者への理解を深める機会として町田に「定着させていきたい」と話している。
「4月2日は町田のウォームブルーの日と認識してもらえるぐらいになればと思う」
クラファン実施
「Warm Blue Machida」実行委員会では現在、イベント開催に関してクラウドファンディングを実施している。詳細は「Warm Blue Machida」と検索のうえ、HPなどを参照。
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