第77回「関東高等学校陸上競技大会」の女子5千m競歩の決勝が6月14日、都内で行われ、大和高校陸上競技部(久保秀樹顧問/部員数23人)の山田凜依奈さん(3年)が25分14秒91で2位に入賞。7月21日から開催される「北部九州総体2024」(インターハイ)の出場権を獲得した。
今年5月に横浜市で行われた県高校総体では25分10秒47で優勝した。関東大会では惜しい結果に終わったが、2年連続のインターハイを決めた。
全国大会まで1カ月を切り、それまでより距離を延ばすなど負荷をかけながら自己記録の更新に努める。昨年のインターハイでは、当時の自己ベストである24分39秒32を出すも6秒足りず予選敗退。「高校最後の公式戦になるので自己ベストを更新し、入賞を目指したい」と意気込んでいる。
山田さんの練習着には、高校の教諭や友人、部の後輩およそ40人の応援メッセージがあふれる。競技中は独りだが、「多くの方が応援してくれていることを思い出しながら、悔いのないレースを」と山田さん。
競歩に青春をささげてきた努力の人が、集大成の大舞台に臨む。