厚木・愛川・清川版 掲載号:2019年5月1日号 エリアトップへ

研究一筋な理系女子(リケジョ)

教育

掲載号:2019年5月1日号

  • LINE
  • hatena

 身長170cmのモデル体型に切れ長の瞳は、まさにクールビューティー。神奈川工科大学大学院2年・工学研究科応用化学・バイオサイエンス専攻の根木麻耶加(まやか)さん(23)は「シャペロニンを利用したドラッグデリバリーシステム(DDS/薬剤の局所送達)」を研究している理系女子“リケジョ”だ。

研究一筋な日々

 根木さんの所属している小池あゆみ教授の研究室は、女子学生も多く在籍。「平等な立場で意見を言い合えます」と充実のようす。一般的な23歳女子とは180度違う“研究一筋”な日々。研究に没頭して日付が変わることも日常茶飯事だ。「成果が出たときや、自分の考えが教授に通ったとき、『間違っていなかった』と嬉しい気持ちになります」。そう笑顔で話す表情は、等身大の彼女を映し出す。

薬を患部に届ける

 ほとんどの薬物は、本来の効能以外に副作用がある。例えば、がんに効く薬は全身に運ばれるため、正常な組織にまで影響を及ぼしてしまう。そこで根木さんは、シャペロニンを使用したDDSの研究をしている。

 DDSとは、薬を必要最低限の量で、体の必要な場所へ狙い通りに届ける技術のことをいう。

 シャペロニンとは、どの生物にもあるたんぱく質のことで、内部に直径約5ナノメートルの空洞がある。この空洞は開閉自由なカプセル型で、変性したたんぱく質を内部に閉じ込め、8秒後に放出する性質をもつ。研究室では、閉じ込めから放出までの時間を、8秒から12日まで遅延させたシャペロニンを作製。シャペロニンの空洞に金属ナノ粒子を閉じ込め水溶液中で分散、10日間安定して保持できることを証明した。これを利用することで、「人体内に薬物を運び、的確な時間と場所で薬物を放出し、最大限の効果を得られるのではないか」と考えている。

乗り越えた先に

 「実験をしていると、うまくいかないことが何回もある。乗り越えるために、次にどうしたらいいのか考えるのが難しい」と吐露するも、乗り越えた先に見える景色に、ワクワクしているようす。学生生活も残り1年を切った。将来は「今学んでいる技術を生かした職業に就きたい」。研究を通じ、自身も成長する日々がこれからも続く―。
 

根木麻耶加さん(23・鳶尾在住)。静岡県出身。神奈川工科大学応用バイオ科学部卒業。現在は同大大学院2年・工学研究科応用化学・バイオサイエンス専攻、小池あゆみ研究室に所属。研究テーマは「膜透過ペプチド融合シャペロニンGroEL GroES複合体のDDSへの応用」
根木麻耶加さん(23・鳶尾在住)。静岡県出身。神奈川工科大学応用バイオ科学部卒業。現在は同大大学院2年・工学研究科応用化学・バイオサイエンス専攻、小池あゆみ研究室に所属。研究テーマは「膜透過ペプチド融合シャペロニンGroEL GroES複合体のDDSへの応用」

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

待機児童対策で市と連携

社会福祉法人新考会

待機児童対策で市と連携 教育

妻田北に4月から新施設

2月21日号

あつぎ元気プラン総仕上げ

厚木市当初予算案

あつぎ元気プラン総仕上げ 経済

一般会計は859億円

2月21日号

NZサッカー協会と調印

厚木市

NZサッカー協会と調印 スポーツ

東京2020 代表チーム7月事前合宿

2月14日号

本厚木駅南口に新駐輪場

本厚木駅南口に新駐輪場 社会

労基署跡に4月オープン

2月14日号

郷土資料館跡に移転へ

厚木北児童館

郷土資料館跡に移転へ 社会

安全性、利便性を考慮

2月7日号

厚木市は1人

待機児童

厚木市は1人 教育

愛川町は17人、清川村は0人

2月7日号

多世代の憩いの場に

あさひ公園(厚木市旭町)

多世代の憩いの場に 社会

2月24日にオープン

1月31日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月14日0:00更新

  • 2月7日0:00更新

  • 1月31日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

又村一門 展覧会

又村一門 展覧会

20日からアミューあつぎで

2月20日~2月25日

厚木・愛川・清川版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月21日号

お問い合わせ

外部リンク