11月17日にアミューあつぎでがんサロンを開催する(一社)ガンと働く応援団の理事長 吉田 ゆりさん 厚木市妻田西在住 38歳
「 が ん 防 災 し よ う 」
○…「本当に欲しい情報が入らない。モヤモヤする部分を共有し、気持ちを自分で解決する。ちゃんと相談できる場所を作りたい―」。がん患者やその家族が集まり情報交換をする場として、今年7月に厚木初となる「がんサロン・ティールボンボン厚木」を開設。キャリアカウンセラーとして、そして自身も卵巣がん罹患経験者としてサロンのホストを務め、利用者に寄り添ったサロンづくりをめざす。
○…東京都港区生まれ。幼少時代は世田谷や横浜で過ごす。生徒たちが楽しく授業を受ける姿に憧れ、高校3年間をカナダで過ごす。「日本を出たことで、日本の良さが分かりました」と当時を振り返る。帰国後は千葉大学文学部で行動科学科社会学を専修。「企業と働く人のWINWINな関係」を作りたいと様々な職を経験した。結婚を機に厚木へ。2018年9月にキャリアカウンセリングオフィス「厚木 生活と仕事の相談室」を開設した。
○…オフィス開設1カ月後、自身に卵巣がんが見つかり、全摘手術を受けた。自身ががんとなり感じたのは「情報が少ないこと」。この経験とこれまでのキャリアが重なり合い、がん治療と仕事の両立支援が人生の大きなテーマになった。このほど一般社団法人「ガンと働く応援団」も立ち上がり理事長に。「2人に1人ががんになる時代。ライフイベントとして受け入れ、助けて助けられる社会が必要です」と、『がん防災しよう』をキャッチフレーズに、人と企業の両方がサポートしあえる社会をめざす。
○…自宅に戻れば2児の母。子育てに追われる日々の中、リラックスタイムは人と話すことと、たまの温浴施設に読書。そして「主人とゆっくりと過ごすことが幸せのひととき」とほほ笑んだ。
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3月14日