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伊勢原 人物風土記

公開日:2024.03.01

3人制プロバスケチーム「スピナーズ エグゼ」の球団代表を務める
松尾 正太さん
高森在住 47歳

スポーツの楽しさ次代に

 ○…3人制バスケットボールプロリーグに今シーズンから新規参入する。「バスケットボール文化を伊勢原に」をスローガンに掲げ、伊勢原市、秦野市、厚木市をホームタウンに活動する。「バスケだけでなく、さまざまなスポーツを地域に根付かせ、地域とスポーツを繋ぐ『ハブ』を目指す」と自信を覗かせる。

 ○…新潟県出身。父親の影響で幼稚園年長の頃から剣道を始める。指導する大人たちが優しく、温かい雰囲気のコミュニティが好きだった。「スラムダンク」をきっかけに中学でバスケにはまり、高校ではラグビーも始め、2年連続で花園にも出場した。体育の教員を目指していたことから、日本体育大学に進み、上京。ニュージーランドに行った際、地域密着型のスポーツクラブが確立していたことに衝撃を受け、コミュニティビジネスに興味をもった。「今思えば、剣道の道場で感じていた思い。スポーツコミュニティができれば、若者の雇用創出にもなる」と語る。

 ○…卒業後、スポーツクラブなどを運営する会社でトレーナーなどを経て、現在はコンビニジムの店舗開発に携わる。結婚を機に25歳の時に伊勢原へ。地元でバスケットチームを作り、楽しんでいたが、「体育人としての最後の使命として、子どもたちにスポーツの楽しさを味合わせてあげたい。誰かが始める必要があった」と思いを語る。

 ○…「バスケは多様性のスポーツ。年齢、性別問わず楽しめる。シニア向けのチームも作っていけたら良い」。スポーツのコミュニティを増やすことで、人口も増え、まちの活性化に繋がることを知っている。「バスケをしてる時が一番楽しい。仕事の気分転換にもなっている。60歳まではやりたい」とほほ笑む。

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