星座にまつわるエトセトラ 「南極老人星」
見ると長生きできるとの言い伝えのある赤い星が「南極老人星」。りゅうこつ座の1等星カノープスです。カノープスは国内だと北限は福島県郡山市辺り。低いところに見える星で出たと思ったらすぐに沈み、天候や大気の状態にも左右されるため、なかなか見られません。なので見られたらラッキー、長生きできる!ということなのです。この星、日本でも昔から見られていて、各地でいろいろな名前がついています。例えば岡山県瀬戸内市牛窓では「オーチャクボシ(横着星)」。まさに、ちょっと出ていなくなる。色といい、みかんの収穫時期に見えるということで「ミカンボシ」というのもあります。いずれもみかんが特産の土地が南に見える場所で呼ばれていました。冬の大三角を作るシリウスが南の空に見えたら、そのずっと下に赤い星を探してみて。いいことがあるかもしれませんよ。
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