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小田原フラワーガーデン初の園長に就任した 吉岡一幸さん 市内荻窪在住 38歳

公開:2011年4月16日

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新たな種まくプランナー

 ○…4月から指定管理者制度が導入され、新たなスタートをきった小田原フラワーガーデン。民間の西武造園(株)、伊豆箱根鉄道(株)、(株)加藤造園の3企業が『小田原フラワーガーデンパートナーズ』として運営していく。代表企業の西武造園(株)に勤め、初の園長に就任した。植物の知識の深さと造園のキャリアを買われての抜擢。「想いをしっかりと託された。他の地域の人にも存在を知ってもらいたい。小田原市として誇りに思ってもらえるような施設にしていければ」と力強く抱負を語った。

 ○…出身は京都。着物関係の職を営む両親に育てられた。大学では森林資源学科で学んだ。木を切り倒して丸太にしたり、林道設計をしたり…自然にふれあう日々のなかで、樹木に関わる仕事に就きたいという想いが芽生えた。「演習林の実習で、川が氾濫した時は本当に怖かった」と、自然の豊かさや恐ろしさを体感するほどに、その魅力に引き込まれていったという。就職後は海外リゾート地のマスタープランを手がけたことも。「植物を中心に、建物など、どこに何を作るか決めていく。計画通りに花が咲くと楽しい」と表情をほころばせた。

 ○…子どもたちにも『ふれる』ことを体験してほしい、との願いがある。「植物園では『触らないで下さい』という注意書きをよく見かけるが、それではつまらない。触ったり味わったり、直接五感を刺激するような『魅せる展示』を展開していきたい」と目を輝かせた。ゴールデンウィークには体験型のイベントを多く企画しているのだという。フラワーガーデンの新しい顔が垣間見えた。

 ○…小田原に来て1カ月。「落ち着いた城下町で穏やかな人が多い。皆さん大らかで親切ですよね」と印象を話した。「地域への愛情の強さを感じる。地元の方とのつながりを大切にしていきたい」。自然を通して培われてきた想いが、小田原で花ひらいていく。
 

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