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開催中の「ASHIGARAアートフェスティバル2012」に参加している美術作家 横井山 泰さん 市内栢山在住 36歳

公開:2012年11月17日

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自分色で描く人間味

 ○…ブルックス大井事業所をメーン会場に開催中のアートフェス。「橋_わたし」をコンセプトに、会場を訪れる人たちとともに作品づくりを行っている。「初めての場所を訪れる人でも、きっかけがあればつながれる。絵を介してその橋わたし役になれたら」と今回の抱負を語る。

 ○…伊豆で生まれ育つ。絵を本格的に描き始めたのは高校時代。それまで否定的に評価されがちだった自分の絵を「いいね」と認めてくれた美術教師との出会いがこの道へ進むきっかけに。描くモチーフも描き方も独特だ。真っ白なキャンバスに向かい、無造作に線や点を描く。それらをつなぎ「見えてくる」モチーフを形にする。現在フェスで製作中の絵には、大きな鹿を中心に虚無僧や様々な色の顔をした人が描かれる。「きれいなだけでなく目を背けたくなるような部分も持つのが人間。表裏一体の様を描くのがテーマ」と穏やかな表情で語る。現在は静岡の小学校で週3回美術の授業を持ちながら、残りの日数はアトリエでの創作活動に専念する。子どもたちの自由な発想に刺激を得ることも多いという。

 ○…創作活動にはお茶と煙草とナッツ類が欠かせない。意外なことにBGMに選ぶのは落語が多いそうだ。創作中、集中すると周りの音は耳に入らなくなる。すると落語も、自分の記憶の中では一つの話が毎回違うところで途切れたストーリーとなり、何度同じ話を聞いても違うネタに感じるのだとか。『反魂香』という演目がお気に入り。「オチがいまひとつ分からない」ところがイイらしい。

 ○…小田原駅前のショップに作品が飾られている。パリ在住時、洋服の買い付けに来た妻の友人を通じて知り合ったショップの社長が、絵を気に入ってくれた。夢は、大小含め千点を超える作品を飾れるギャラリーを持つこと。「小田原に根ざし、ここでしか描けないものを作品にしたい」。キャンバスは無限に広がる。
 

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