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地下街「HaRuNe小田原」を名づけた 鶴田 健二さん 市内清水新田在住 36歳

公開:2014年10月4日

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根をはり芽吹く”思考力”

 ○…ついに1等賞を手にした。小田原地下街の愛称募集で、自身のアイデアが868件の中から採用。「心底うれしかった。公募の名称募集に出しても、選ばれることはなかったので」と顔をほころばせる。

 ○…『HaRuNe(ハルネ)小田原』。案を練る際、まずは地下という暗いイメージを払拭したいと考えた。ヒントになったのは野菜栽培の経験だ。「根っこがしっかりしていれば元気に育ってくれる。『根をはる』ことは、未来に向かって希望が持てる感じがする」。ローマ字にして綴りを入れ替え”HaRuNe”が誕生した。

 ○…職場は、箱根湯本・吉池旅館のフロント。といっても受付業務をするだけでなく、宿泊プランの企画まで行う。いつも”ネタ帳”を持ち歩き、浮かぶアイデアを書き留めている。食事のドリンク注文を増やすために企画した『地ビール総選挙』も、ネタ帳から生まれた。各地のビールにキャッチコピーをつけ、選挙看板のようにしてチラシに並べた。結果、売上げは増加。「アイドルグループの総選挙も参考にした。メモしておくことがカタチにつながっている」と笑みをこぼす。

 ○…今でこそ次々と企画を繰り出すアイデアマンだが、昔からそうだったわけではない。市内桑原に生まれ、ピアノや英会話などあらゆる習い事に挑戦。しかし「こなしている感があった」という。かけっこは2番、サッカーでは副キャプテン、小田原高校でもトップの成績はとれなかった。転機は、大学生のとき。黎明期のインターネットにはまり、デジタル空間からすべての情報を得ようとした。だが、「頭を使わず考えなくなってしまった。まわりの優秀な人は自分でしっかり考えていたのに」と話す。一念発起してつけ始めたネタ帳は、15冊まで膨れ上がった。

 ○…1番を手に入れて思った。「順位よりも自分の満足いくものをつくりたい」。会心作・ハルネの開業日には、妻と息子たちも連れていく予定だ。

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