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フラワーガーデンで初開催となる「プチ軽トラ市」を企画した 八木 量子さん 市内荻窪在住 28歳

公開:2015年2月28日

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八木 量子さん

植物に愛を注いで

 ○…普段は小田原銀座通り商店街で行われている「軽トラ市」が小田原フラワーガーデンで初開催される。催しの企画者として主催する小田原まちなか市場実行委員会のメンバーと協力し、準備を進めてきた。「地元のPRのためにうちでもできたらいいなと思っていました。満開の梅をバックに皆さんに喜んでもらえるイベントにしたい」と意気込む。

 ○…秦野市で生まれ、野山に囲まれた環境で育ったこともあり、幼い頃から植物や鳥が大好きだった。小、中学生時代、『はだの野鳥の会』に所属する父・茂さん(現会長)と共に観察に出かけることが日課に。丹沢や近隣の観察スポットで双眼鏡を覗き込み野鳥を追った。「動物や虫を怖いと思ったこともなかったし、父と行動する時間が長かったので反抗期もありませんでした」と笑う。文系だった西湘高校在学時は、生物を選択。植物への思いを内に秘め、卒業後は東京農業大学造園科学科へ。「植物を追求しよう」と勉学に励み、葉を見れば樹木の種類が分かるようになった。公園の管理・運営の職を志し、研究室では『造園樹木』を学んだ。

 ○…公私ともに植物と暮らす生活。長期休みなどを利用して毎年、沖縄県に出かけきれいな海、大好きな熱帯植物とふれあう。学生時代には農家を支援する援農隊ボランティアとして1カ月間、サトウキビの収穫に出かけたこともあった。「ハイビスカスとブーゲンビリアを見に行くことが楽しみで。援農隊の時はハブのからあげを食べたこともありました」と満面の笑み。

 ○…勤務先の小田原フラワーガーデンでは副園長を務め、広報活動や植物のレイアウトを考えるなど業務内容は多岐に渡る。「地元の人と連携してフラワーガーデンを盛り上げたい」、「子どもたちがたくさん集まる植物園にしたい」。2つの大きな目標に向け、地域との取り組みにも率先してチャレンジしていく。

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