神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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小田原鉄道歴史研究会会長に就任した 小室刀時朗(としろう)さん 秦野市在住 59歳

公開:2015年4月4日

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鉄道の魅力を次世代に

 ○…ギャラリー「寄りあい処こうづ」を拠点に、鉄道模型の運転会や写真展、資料展などを開催している小田原鉄道歴史研究会。4月から二代目会長に就任し、12人の会員と共に訪れる人に歴史や文化を伝えている。「鉄道へのアプローチの仕方は様々。私は写真からその魅力を伝えたい」。それぞれの得意分野を活かして、鉄道の魅力を地域に発信している。

 ○…生まれも育ちも秦野市。法政大学に通い始めた頃、今の活動の原点であるカメラの魅力に取りつかれ、何度も能登半島に足を運んでは雄大な自然に向けてシャッターを切った。大学を卒業すると出版・新聞業界への就職を試みたが叶わず、他の業界へ。しかし本に囲まれた生活への憧れを捨てきれず、13年前に創業300年以上の歴史を持つ小田原の老舗・伊勢治書店に転職した。この頃、時代の流れと共に減りつつあった寝台列車「ブルートレイン」の姿を写真に残そうと、国府津や二宮の線路沿いで撮影を始め、次第に鉄道にのめり込む。「近づく車両を連写ではなく、一発勝負でフィルムに収めることがこだわり」とデジタルカメラが全盛の現在も、いまだに愛機はフィルムカメラだ。

 ○…休日はもっぱら読書にふける。愛読書は「中国古典名言辞典」なんだとか。生活の様々な場面で迷った時や悩んだ時、ページをめくるとヒントが見つかるという。「古典は不動のもの。いつまでも廃れず、私の活力になっています」

 ○…「昭和の香りのするペンキ塗りの車両がなくなってさみしい」。鉄道にカメラを向けるきっかけとなった鋼製車や電気機関車が次々に姿を消し、車両の軽量化で銀色のステンレス製の車両に入れ替わる今、路線ごとの個性が失われていると嘆く。一方、「身近な電車のことで少しでも気になることがあれば気軽に聞いてほしい」と意欲を見せる。鉄道5社が乗り入れ、まさに「聖地」とも言える小田原。その歴史を後世に伝える。

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