小田原警察署の署長に就任した 野崎 剛志さん 小田原市城山在住 57歳

掲載号:2020年12月26日号

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人を守り抜く使命を胸に

 ○…2017年の鎌倉警察署に続き、これが2度目の署長職就任。長年の経験を振り返っても、県西部での勤務は初めてという。「ここは自然が豊かで、人々の温かさを感じる地域。新鮮な気持ちであるとともに、1市3町という広い管内の治安を守ることへの緊張感もあります」。大役を担い、凛々しい表情で思いを語る。

 ○…綾瀬市出身で、高校時代に警察官を志した。「憧れの職業だったし、母子家庭で育ったので、何より母を早く安心させたかった」。卒業後、警察官として歩み出して以後は、交番勤務などを経て機動隊にも所属。日航機墜落事故では現場に駆け付け、遺品などの捜索や回収に奮闘した。事故や災害の最前線などで約10年間活動し、隊長も務めたほか、警備課でも10年以上のキャリアを積み、テロ対策などの計画作成に尽力した。

 ○…趣味の分野では、若い頃から音楽が好きで、高校時代はバンドを結成してサックス演奏に夢中になった。今でも特にジャズに心惹かれ、渡辺貞夫のコンサートに行ったのが良い思い出。「ジャズの巨人」と称されるマイルス・デイヴィスの演奏もお気に入りで「今でも聴く度に癒される」という。自宅がある横浜市に、妻と大学4年生の息子を残す単身赴任の日々だが、音楽などを息抜きに、職務に臨む。

 ○…これまでの経験から学んだのは「現場を見ずして計画は立たない」という、現場主義の大切さ。「同じ場所でも昼と夜では状況が違うし、時代が変われば脅威も変わる。現場を肌で感じることを、今も大切にしています」。署長として特に力を入れたいのは、交通安全の啓発活動や特殊詐欺対策。自身の経験や知恵を総動員し、「街に潜む脅威から、地域住民を守り続けたい」。

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