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高校総体(インターハイ)で110mハードルと400mハードルで2冠を達成した 古谷 拓夢さん 相洋高校2年 16歳

公開:2013年9月7日

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規格外ハードラー誕生へ

 ○…大活躍の夏だったが、タイトル獲得は中学3年のジュニア五輪以来だった。インターハイの表彰式で「記録すごいね」と気さくに声をかけてくれたのは、大会MVPで日本人初の100m・9秒台の期待がかかる京都・洛南高校3年の桐生祥秀君だった。「(桐生選手は)騒がれていても落ち着いていた。自分のペースを持っているのがすごい」と感心しきり。今から見据える来年のインターハイ連覇の目標が達成できれば、桐生選手に次ぐ大会MVPも見えてきそうだ。

 ○…陸上競技を始めたのは小学校5年生の時。最初は短距離選手だったが、指導者の薦めで、中2の秋からハードル競技を始めた。するとすぐに結果が出るから不思議なもの。「競技に集中できる環境が整っている」と相洋高校への進学を決めた。高校での厳しい練習に1年間揉まれての好結果連発に「上を目指すチームの雰囲気が良い」と仲間の存在の大きさを強調。家族をはじめとする周囲への感謝も、照れもせずに爽やかな笑顔で口にした。

 ○…同じハードル競技でも瞬発力が必要な110mと、ある程度の持久力を要する400mは似て非なる競技。そんな両種目を制覇できたのは、183cmの長身を活かしたハードリングの賜物だ。世界と対峙した今年の夏は、好結果と共に「スピードが違う」と課題も見つかった。課題は伸び代と同義語。規格外の選手となる胎動が始まった。

 ○…練習とレースで週末でもまともに休みがないが、「陸上をしている時が楽しい」と苦もない様子。気の置けない友人との学校生活で心をリフレッシュ、疲れた体はトレーナーに整えてもらう。夏の大会が終了し、短距離選手としてはシーズンオフを迎えるが、28日からの国体に出場するため「鍛え直す」と頼もしい。いよいよ9月7日に2020年の五輪開催地が決まる。日の丸を背負い、国立競技場のハードルを越える雄姿が見られるかもしれない。
 

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