神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

6月1日付けでNPO法人小田原ガイド協会の会長に就任した 堀池 衡太郎(こうたろう)さん 市内早川在住 71歳

公開:2016年9月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

夢を持った一歩を

 ○…発足20年目を迎えたガイド協会。小田原駅や城周辺で、緑のベストに紺の帽子姿のガイド員は目に親しい。生涯学習を目的に入会して、はや8年。毎回のガイドが今なお「発見だらけ!」とほほ笑む長身の美丈夫は、かつて悪がき時代に飛び回った故郷を、「誇れる発信の場」に変えて、今日も小田原を歩く。

 ○…旧職安通りで写真屋を営む父と教員の母のもと、”優秀な”姉2人と弟の4人兄妹で育つ。「教師の息子」のレッテルを嫌い、ずいぶんやんちゃな少年時代だった。お城の南堀は「釣り堀」で、当時建築中の小田原漁港では、生まれたままの姿で手足を伸ばし泳ぎまくった。小学校では、左利き矯正のため物差しで手を叩かれる苦痛に反発し、”出席拒否”。授業は教室の外で聞いていた。教師に九九の暗唱を命じられて成果を披露、鼻を明かしたこともある。今でも時計は右腕に巻いている。

 ○…そんな少年を成長させたのは、高校での野球生活。厳しい上下関係と練習に耐え1年生でレギュラー入り、3年で副主将を務めた。県の春季大会で準々決勝に進んだことで注目を浴び、3年時には読売ジャイアンツのウィンターミーティングに参加。しかしプロを目指しボールを握るライバルの意気込みと己を比べ、潔く身を引く。「いま思えば天狗になっていたんだね」。穏やかな目で当時を振り返る。野球に別れを告げ大学に進学、卒業後は繊維メーカーに勤め、36歳でアパレル会社を立ち上げた。

 ○…二十歳の会が、もう20年続けられるような組織作りを心がける。それには「頭の中は常に白紙で。守りの姿勢ではなく、夢を持った1歩を」―。初心者マークのガイド仲間には、情報を詰め込むよりも、もう一度来たいと思わせるような案内を、と伝えている。”好きこそ最大の武器”。そんな言葉が浮かんだ。「パンや肉まんが絶品」と目尻を下げる妻の手料理をはじめ、イタ飯や中華を愛する健啖家。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

菊川 鉄也さん

小田原箱根商工会議所青年部(YEG)2024年度会長に就任した

菊川 鉄也さん

箱根町湯本在住 46歳

5月18日

永野 進さん

3月19日付で小田原警察署長に着任した

永野 進さん

小田原市在住 59歳

5月11日

山本 雪乃さん

5月5日に開催される「小田原大合戦」で高校生の部実行委員長を務める

山本 雪乃さん

開成町在住 18歳

5月4日

白川 秀信さん

神奈川県弁護士会県西支部長に就任した

白川 秀信さん

小田原市浜町在住 54歳

4月27日

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook