神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

4月20日に総構を1周歩くイベントを主催した「大外郭の会」代表 山本 篤志さん 平塚市在住 49歳

公開:2019年4月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

心は戦国 総構にゾッコン

 ○…豊臣秀吉の小田原攻めの際、北条氏が小田原の町を守るために築いた全長9Kmにおよぶ防衛ライン「総構(そうがまえ)」。別名「大外郭」を歩くイベントを主催する「大外郭(だいがいかく)の会」の代表を2016年2月の発足時から務める。「秀吉も手を焼いた小田原城の総構は戦国時代最大級。400年前のものが残っているのも魅力ですね」。戦に参陣した武将たちは、小田原を参考に各地で自身の居城に総構を築き、城や町の構造に役立てたという。県庁所在地になっている所も多いことから「今の日本の経済があるのは、小田原城総構があったから」と熱く語る。

 ○…平塚市出身。小学2年生の時に小田原の親戚に連れられて「お城まつり」に行ったのが城好きの始まり。小学生の頃、小田原城の調査結果を模造紙にまとめ、勝手に学校の廊下に貼り出したこともあった。自分が武将だったら、と考えながら「粘土で城郭を作っては壊し、最強の城を研究する子どもだった」と笑う。

 ○…高校、大学と工業系に進学。現在はビルメンテナンス会社でビルエネルギー関係の裏方の仕事をしている。いつしか遠ざかっていた城好きが再燃したのは35歳の頃。「ダイエット目的で久々に総構を歩いたらまた夢中になって」。小田原城天守閣館長とも知り合い、毎週、図書館に通いつめるほど城の調査にのめり込んでいった。現在は小田原城の研究に関わる、さまざまな会に所属。城漬けの毎日を送っている。

 ○…「荒れた堀をどうにかしたい」。総構は耕作放棄地になっている所も多く、休日はメンバーと草刈りなどの整備に励む。ボランティアでツアーガイドも務める多忙な日々だが、時間があれば遠出をして旧跡調査へ。「知らないまちの史跡を探して当時のことを調べるのが楽しい」。脳裏には常に戦国時代が駆け巡っている。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook