かながわ商店街大賞 中山商店街が特別賞に 財政基盤確立に評価
神奈川県内にある商店街の優れた取り組みを表彰する「第2回かながわ商店街大賞」がこのほど発表され、中山商店街協同組合(加藤龍昭理事長)が特別賞を受賞した。財政基盤確立や環境整備の取組みが評価された。
「かながわ商店街大賞」は、神奈川県や公益社団法人商連かながわなどから成る実行委員会が主催。県内の商店街を対象に自薦・他薦問わず募集し、応募総数30団体の中から、大賞、準大賞、特別賞がそれぞれ選ばれた。
中山商店街協同組合は市内屈指の店舗数を誇る商店街として地域住民から親しまれている。一時期130ほどに落ち込んだ会員数も、イベントなどを積極的に行い活気のある商店街をPRすることで現在、190にまで回復した。
同商店街では、早くから「商店街を経営する」という考え方に基づき、駐車場の経営などに着手。財政基盤を確立してきた。「元気な商店街」が誇る年に1度の「中山まつり」は、30年以上続く県内の商店街最大級のイベントとして毎回10万人を超える来場者が区内外から訪れる。
近年では環境整備にも着目し、「花いっぱい・人いっぱい事業」と題した植花活動を開始。70人程度のボランティアが商店街と周辺地域の環境整備に取り組んでいる。
特別賞受賞はこうした取り組みが評価された結果。加藤理事長は「素晴らしい賞をいただき光栄に思う。日頃支えてくださっている多くの皆様に感謝したい。今後も特色ある商店街の実現のため会員一同力を合わせていきたい」と話し、受賞を喜んだ。同商店街では今後も様々な企画や取り組みを積極的に発信し、地元経済の発展に寄与していきたい考え。
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