住友商事株式会社は19日、2012年に売却が発表された雪印メグミルク株式会社の「横浜チーズ工場跡地」に大型物流施設を開発すると発表した。首都圏西部向けの配送拠点を担い、17年の竣工に向け計画を進めている。
17年秋稼働へ
雪印工場跡地は、雪印が2014年9月に閉鎖して以降、売却が進められていたもの。同施設は、1963年11月に操業を開始し、雪印の6Pチーズやスライスチーズなどを主に製造していた。
今回、この跡地での事業に取り組むのは、東京都中央区に本社を構える世界的な総合商社の住友商事株式会社。今後は跡地を一度更地にし、首都圏西部向けの配送拠点となって通信販売やコンビニエンスストア、スーパーマーケットなどへの多頻度配送を行う物流施設を建設するという。
同施設は、第三京浜道路や東名高速道路、開通が予定されている横浜環状北線、北西線との利便の良さから、東京湾・羽田空港への好アクセスが見込まれており、事業者と消費者を結ぶ最終区間としての役割を担っていくことが期待されている。
現在同社は、17年秋の竣工・稼働を目指し計画を進めている。敷地面積は39075平方メートルで建物は4階建て。新規従業員は可能な限り地元で採用する方針だ。採用人数やスケジュールは確定次第発表していく。
住友商事では同様の施設を大阪府大阪市西淀川区と千葉県習志野市茜浜に建設中。今回の開発決定に合わせ同社は、自社が開発する物流施設のブランド名を”人と社会を繋ぐ物流施設”「SOSiLA」に統一し、命名した。
今回計画が明らかになったことに対し、近隣住民からは「有効活用されて嬉しい」「渋滞などがないように対策も組んで欲しい」といった声が聞かれた。
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