8月の第44回神奈川県高等学校教育書道コンクール(総出品数1万3024点)「臨書の部」で県立横浜旭陵高校=上白根町=書道部の小菅美貴子さん(3年)が特別賞、吉水裕理さん(3年)と関さくらさん(2年)は奨励賞を受賞した。
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コンクールは神奈川県内の高校生を対象に、毎年8月に募集、審査を行う。手本となる書を再現する「臨書の部」と、自由に表現する「創作の部」の2部門に分かれ、臨書の部に今年は8737点が寄せられた。上位15人には特別賞、次いで268人に奨励賞が送られ、小菅さんは13位の神奈川県高等学校教科研究会書道部会賞を受賞した。
両部門とも半紙サイズで、手本の選択や文字数、書体などに制限はない。小菅さんは唐の時代の書家「褚遂良(ちょすいりょう)」の作品から45文字を選び、楷書で出品した。「顧問の先生が忙しくてあまり添削をしてもらえない中だったので、1枚1枚の完成度を高めて集中して練習した」と小菅さん。「作者の字の特徴や作品の雰囲気をつかむのが難しかった。まだまだうまくなりたい」と思いを語った。
吉水さんは3年連続で奨励賞を受賞。楷書で同じ作品を手本にし続け、「1年の時に比べると上手くなったと思う。賞を取り続けることができたのは嬉しいけど、特別賞が取れなかったのは悔しい」と明かした。
高校で書道を始めた関さんは2年生の今年、「隷書(れいしょ)」でコンクールに初挑戦。「隷書はあまり書いたことがなかったけど、平べったい形が好き。いろんな書に挑戦していきたい」と話した。
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