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旭区版 掲載号:2015年5月21日号 エリアトップへ

県立がんセンター渡邉副院長 県看護賞を受賞 がん看護への貢献が評価

社会

掲載号:2015年5月21日号

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笑顔で取材に応じる渡邉副院長
笑顔で取材に応じる渡邉副院長

 第50回「神奈川県看護賞」の表彰式が5月15日、県立音楽堂で行われ、旭区では「神奈川県立がんセンター」=中尾=の副院長・渡邉眞理さんが受賞。がん看護に対する、長年の取り組みなどが評価された。

 神奈川県看護賞は、多年にわたり業務に励み、功績のあった保健師・助産師・看護師らを神奈川県が表彰するもの。1966年から実施されており、毎年、10人前後が受賞している。今年の受賞者は、渡邉さんら10人。県立がんセンターからの受賞者は、前身の県立成人病センターも含め9人目となる。渡邉さんは「これまでの実績が認められ、とても嬉しいです。周りの方たちに感謝しています」と受賞の喜びを話す。

高校時代に看護師を意識

 渡邉さんは横須賀市出身。看護師を目指すきっかけとなったのは高校時代。ボランティア活動で通っていた重症心身障害児施設で、看護師の働く姿に影響を受けた。

 看護師としてのキャリアをスタートさせたのは77年、看護専門学校卒業後、県立成人病センター(現県立がんセンター)に就職した。83年からの1年間は仕事を辞め、県立看護教育大学校に入学。看護教員の資格を取得し、その後、5年間、専任教員として同大学校で教べんを執り、約400人の看護師を指導した。「教えることは学ぶこと」という教育の本質を教え子とともに改めて学ぶことができたという。

働きながら大学院へ

 数回の県医療施設を異動後、98年、看護婦長(現看護師長)としてがんセンターに戻る。「がん看護を自身の専門性にしたい」という気持ちからだった。さらに「がん看護のスペシャリストになりたい」と決心した渡邉さんは、2000年から2年間、看護師として働きながら、北里大学大学院でがん看護の専門的な知識を学ぶ。03年には、当時はまだ全国に15人しかいなかったがん看護専門看護師の資格を取得した。「経験だけでは越えられない壁がある。もっと役立つ知識を得たいと思ったので」と振り返る。その後、渡邉さんはがんセンターで副看護部長、医療相談支援室長、看護局長などを経て、13年4月から副院長に就任した。

がん看護学会でも活躍

 渡邉さんは1988年から日本がん看護学会会員としても活動。2010年には理事に就任している。さらに、今年2月にパシフィコ横浜(西区)で行われた、同学会の第29回学術集会では会長を務めている。

 「がんを告知された多くの患者さんは、死を1回意識している。病気に真剣に向き合う患者さんに接すると『ケアすることでケアされる』と感じられます」と渡邉さんは話す。

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