さちが丘在住で元WBC世界フライ級王者の八重樫東(あきら)選手(32)が12月29日(火)、有明コロシアム=東京都=でIBF世界ライトフライ級のタイトル戦に挑む。対戦相手は王者ハビエル・メンドサ選手(24)。メンドサ選手のこれまでの戦績は24勝2敗1分。「コブラ」の異名を持つ王者に「激闘王」八重樫選手が挑む。
「昨年末は失敗した。今回は勝ちに行きたい。やり残したことをやりに行く」。八重樫選手は昨年の暮れ、WBC世界ライトフライ級のタイトル戦に挑戦。しかし、王者ペドロ・ゲバラ選手にKO負けという、悔しい結果に終わった。「あの試合だけで、自分はライトフライ級がダメだ、ということは違う。それを証明したい」。話す言葉一つずつに、静かな闘志がこもる。
勝てば世界3階級制覇
2011年にWBA世界ミニマム級、13年にWBC世界フライ級のチャンピオンになった八重樫選手。今回のIBF世界ライトフライ級の一戦に勝利すれば、亀田興毅選手、井岡一翔選手に次ぐ、日本人3人目の世界3階級制覇を果たすことになる。世界3階級制覇については「後からついてくるもの。あまり深く考えてはいない」と冷静。あくまで、今は試合に勝つという一点に集中している様子を見せた。
試合に向け調子は順調
5月のソンセンレック・ポースワンジム戦、8月のサイド・サイド戦に続けて勝利するなど、調子は良い。自らのコンディションについては「けがも無く順調。試合に向けての気持ちは、普段と変わらない」。対戦相手のメンドサ選手については「世界チャンピオンが弱いはずがない。しっかり対策をしていきたい」と語った。「勝って、応援してくれる皆さんに喜んでもらいたい。しっかりがんばろうと思います」
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