旭区市民活動支援センター「みなくる」が今年で開所から10周年を迎えた。市民活動や生涯学習などを支援・推進する拠点として区民らの活動をサポートし続け、12月17日(日)には周年を記念したイベントを開催する。
横浜市では市民活動を支援するため、市内各区に市民活動支援センターを設置。みなくるは2007年10月、ココロット鶴ヶ峰4階に開所した。
施設内には会議室や貸ロッカー、印刷機などを備え、登録すると市民活動や生涯学習、ボランティアなどに取り組むために会議やチラシ製作などを行うことができる。登録基準は楽しむだけの趣味の活動ではなく、活動を地域のために生かすことができることなど。活動を地域に還元するためのアドバイスや勉強会などによる団体支援のほか、区内の公共施設で活動するサークルや団体を紹介するなど情報発信の役割も担っている。
開所以来多くの団体・個人が利用し、最多となった13年には243団体が登録。その後、会員不足から登録を辞退する場合や、2年に1度必要な更新をしない団体などもあり、現在の登録数は167団体となっている。
小学4年生以上を対象に科学体験塾に取り組む「認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房」で旭区を含む北2地区代表世話人の古村哲夫さんは、開所後すぐから同所を利用してきた。古村さんは「駅からすぐの立地で便利。相鉄沿線での活動を盛んにでき、旭区の会員も増えた」と話す。
各団体が活動紹介
10周年を記念し12月17日には、登録団体支援を目的とする「みなくる10thフェスタ」を開催。人材不足という課題を抱える団体が多いことから、各団体がパネルや作品展示、体験を通して活動を紹介し、活動周知や会員増強につなげてもらうねらいだ。
午前の部(午前10時30分〜午後0時30分)は親子向けの団体が出展し、ヨガ体験や時短クリスマスケーキ作りの実演も行う。午後の部(1時30分〜3時30分)は定年前後の人向けの団体が参加し、介護予防体操やオカリナ演奏なども予定。会場には旭区マスコットキャラクター・あさひくんやサンタクロースも登場し、参加者へ先着でプレゼントも配られる。
企画した新田(しんでん)美友喜さんは「各団体が工夫を凝らして活動を紹介します。皆さんに活動を知ってもらうことはもちろん、団体同士の交流にもつながれば」と話す。入場無料。詳細は同所【電話】045・382・1000。
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