旭区内を拠点に活動する中学生硬式野球チーム「旭中央ボーイズ」(吉田敬一郎代表/岡本裕樹監督)が、第42回日本少年野球関東大会に出場する。10年ぶりの出場となる関東の舞台で、まずは初戦突破を目指す。
1998年に発足した旭中央ボーイズ。中学1年から3年まで20人が所属し、区内桐が作のグラウンドを拠点に活動している。5月末に行われた全国大会予選で敗退。気持ちを切り替えて練習に励み、今大会のブロック優勝を目指して神奈川県支部予選に臨んだ。
予選には県内から32チームが出場。4チームに与えられる県代表の枠を争い、6月から7月にかけて4ブロックに分かれたトーナメント戦が行われた。
初戦で厚木ボーイズを8対1で下すと、続く準決勝では平塚ボーイズと対戦した。平塚は春の大会で全国大会に出場した強豪だったが、初回でいきなり6得点。その後は徐々に相手の反撃を受けて1点差まで迫られたが、最後まで逃げ切って6対5で勝ち上がった。
ブロック決勝の相手は横浜港ボーイズ。相手に先制を許す展開となったが、4回に追いついた。その後はお互い譲らない状況が続いたが、最終回にキャプテン・本間豪君が決勝タイムリーヒットを放って2対1で勝利。ブロック優勝に輝き、10年ぶりの関東大会出場を決めた。
本間君は「監督の胴上げを目標にやってきて、やっと優勝できた。全員で粘り強く戦えたと思う」と喜ぶ。ピッチャーとして決勝で投げ切った和気大地くんは「先制されたけど、最少失点に抑えることを意識した。打撃陣を信じて投げ抜けた」と振り返る。
主将2人でチーム牽引
旭中央ボーイズは大会ごとにキャプテンを換えつつ、2人のキャプテンを置く体制で大会に臨んできた。岡本監督は「一人ではなく、部員それぞれがチームを引っ張る意識を持ってほしい」とねらいを明かす。本間君とともにキャプテンを務める永田一希君は「監督と一緒に優勝したいという思いでやってきて、決勝で勝った時はうれしかった」と喜びを語る。
チームは関東での勝利に向けて、一丸となって練習に励んでいる。「うちは守りが持ち味。バッティングもしっかり強化して、点を取れるようにやっていく」と永田君。県予選でも粘り強く守り抜いた守備に加え、打撃も強化することで関東での勝利を目指す。
初戦の相手は県央宇都宮
10年前の出場時は初戦敗退に終わった関東大会。3年生にとっては負けた時点で引退となる最後の大会でもある。
「チームの歴代記録を塗り替えて一つでも多く勝ち、笑って終えられるようにしたい」と本間君。岡本監督は「選手たちが一日でも長く野球ができるよう、出る以上は優勝を目指す」と意気込む。
関東大会初戦は8月12日に埼玉県本庄市で開催。旭中央ボーイズは、栃木県代表の県央宇都宮ボーイズと対戦する。
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