寄稿【2】 支えあい、互いを思いやる心が必要 民主党 大和市議会議員 古谷田(こやた) 力(つとむ)
9月30日から10月2日にかけて岩手県陸前高田市に『TEAM大和力(やまとりょく)』のメンバー8人で、4回目のボランティアに行ってまいりました。今回の活動場所も前回と同じく、津波によって倒壊した岩手県の指定文化財「吉田家住宅」でした。
この吉田家住宅は江戸時代の建築物で、当主の方は代々、仙台藩の村方役人として行政、司法を担っていました。15代目の現当主である吉田裕さんも、地域の人から「大庄屋(おおじょうや)さん」と親しみを込めて呼ばれているそうです。
私達が行ったのは倒壊し、流されてしまった母屋部材をビニールハウスに運び込む作業です。一緒に作業にあたった岩手県立博物館の主任学芸員・佐々木勝弘さんによれば「地元の人にとって吉田家は誇り。母屋の復活は、復興に向けた勇気付けになる」とのこと。その作業に関わることができるのは、微力でも嬉しいもの。出来る限り、続けていきたいと思っています。
また、その作業中にさらに嬉しいことがありました。瀬戸内寂聴さんがお越しになり、昼食時にお話を聞くことができたのです。その中で寂聴さんがおっしゃった「人と人、お互い助け合い支えあう、相手を思いやる気持ち」など本当に勉強になりました。この様子は明日22日(土)19時からNHKBSプレミアムで放送される『瀬戸内寂聴の東北青空説法』の中で放映される予定です。お時間のある方はぜひ、ご覧ください。
被災地を訪れて思うのは、勇気や元気をいただいているのは実は私達であるということ。被災者の方、ボランティアの方の優しい笑顔にふれると「また来ます」と言いたくなるのです。
■古谷田力事務所
大和市上草柳7─10─29
【電話】046(208)8888
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