夢にあいのり、誇れる街へ
映画やドラマ、CMなどあらゆる映像作品の撮影を誘致して現場で撮影を支援するフィルムコミッション。 全国オール・ロケ地ともいえる映像業界において、地方各地での撮影を円滑に進めるためにフィルムコミッションは無くてはならない存在だという。
そんな映像には映らないロケ地での支援が、映像作品のクオリティーを高めるための重要な要素となっている。
わが街・大和市では、2011年9月に『さがみの国 大和フィルムコミッション(FC)』が設立された。
FCのスタッフは、大和市イベント観光協会の女性職員4人と大和市のイベント観光課の男性職員4人。
この布陣に市民サポーター8人と、市民エキストラ・ロケ物件(随時受付中)、弁当店などでフィルムコミッションを運営している。
制作会社に最前線で対応するイベント観光協会の職員は、「寅さん」映画やテレビドラマに出演していた元女優や劇団主宰者、イラストレーターなど多彩な顔ぶれが並ぶのも強みだ。
昨年4月から11月までの7カ月間で下見(ロケハン)の申し込みは189件。このうち48件が実際の撮影へと進んだ。月に27件のロケハンと7件の撮影には、土日も含め必ず職員1人が常時立ち会っている。
12月15日と16日に大和市深見の中部浄化センターで短編映画を撮影した(株)アドウェイズ・ピクチャーズ(東京都新宿区)の伊藤主税プロデューサー=写真下左は「9月にお世話になった際の対応の良さに驚き今回もお願いしました。ロケ地のみな様と一緒に作品づくりをして、国内外で評価される映画を創り出していきたい」と話す。
イベント観光協会の星野俊江事務局長は「一つひとつの要望にしっかり耳を傾けて、できるだけ希望に添えるよう頑張っています。これまでに携わった作品からは少しずつですが有名な俳優さんなどが出てきたりしています。人気の松阪桃李さんも大野原小で主演映画のロケをしていました。そうしたことも街の誇りになるのではと思っています」と話している。
映画やドラマなどのほか、情報番組のロケも少なくない。お笑い芸人・カンニング竹山さんが出演するテレビ朝日『知っとくなっ得』(毎週日曜17時55分〜)は、深見小学校をロケ地として使用。出演する子役のほかにも同校の児童が毎回15人ほど出演しており、演者との交流も楽しみの一つになっているという。
2013年、ロケ地「大和」。経済的な視点に立ったシティーセールスとして始まったフィルムコミッションには、文化的な側面が多様に含まれている。
まずはイベント観光協会のホームページから手軽に申し込める、エキストラ登録で身近に感じてみてはいかがだろうか。
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