公益財団法人大和市スポーツ・よか・みどり財団(村瀬富彦理事長)が22日に、市内で初となる「マラニック」を開催した。
「マラニック」とは、マラソンとピクニックを組み合わせた造語。日本では1970年代頃から始まったとされ、野山などに設定したコースをゆっくりと走りながら、ピクニック気分で風景を楽しむもの。近年、人気を博しており、北海道や大阪府、東京都などでは大会も開かれている。
同財団では、スポーツを通じた心身の健康づくりに取り組んでもらおうと様々なイベントを開催しており、「マラニック」もこの一環として実施された。
当日は20代から60代の男女計8人が参加。講師はジョギングインストラクターの資格を持つ同財団職員が務めた。講師から走る時のフォームの説明を受けた参加者は、大和スポーツセンターを午前9時半にスタート。1Km当たり7分程度のゆっくりしたペースで約8Kmを走り、泉の森やふれあいの森、グリーンアップセンターなどを回った。
泉の森にある吊り橋や民家園など市内の観光スポットを訪れた際には走るスピードを緩めて、講師が「ここは大和市を代表する観光地です」「野鳥がたくさん見られます」などと説明を行った。晴天に恵まれ、紅葉も随所で見られたため、参加者から「きれいな景色」「新しい大和を発見することができた」などの声が聞かれていた。
鶴間から参加した遠藤美砂子さん(50)は「春に大和市に引っ越してきたばかりで、走るコースが分からなかったので参加しました。泉の森の中にあった古民家が紅葉とマッチしていて素晴らしく、このような施設があるとは知らなかったです。また参加したいです」と笑顔で話していた。
同財団では、来年3月にも走行距離を増やした「マラニック」を開催する予定だという。
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