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10月20日に第19回神奈川県介護賞を受賞した 手塚 香代子さん 児童指導員 56歳

公開:2011年10月28日

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支え助け続けた36年

 ○…平成23年度神奈川県介護賞を受賞した。介護に携わる優れた10人が表彰され、厚木市からは唯一の受賞者となった。重症心身障害児施設「七沢療育園」の児童指導員。36年間にわたり介護の現場を支え続けている。「日々の生活の中での支援の積み重ねの結果だと思う。先輩や同僚に支えられて頂けた賞です」と喜びを話す。

 ○…仕事は、自力で生活ができない障害児(者)の生活すべてを支援すること。食べることからトイレ、お風呂の介助など。施設で生活する利用者を24時間支えている。大切にしていることは「言語で意思表示できない利用者のシグナルを受け取るアンテナをいつも張り巡らしていること」。どんな小さなことでも気付けるように心がけている。明るくエネルギッシュで頼りがいのある印象。優しい眼差しでよく笑う。

 ○…鹿児島で生まれ育つ。3姉妹の末っ子。故郷は小さな村で、小・中学校の9年間は同じ子どもたちと過ごした。憧れの職業は百貨店の売り子のお姉さん。だが、できれば「同じ人と日々を重ねられる仕事がしたい」と今の仕事を選んだ。二十歳で鹿児島から七沢へ。テレビで見ていた歩行者天国があるような都会の雰囲気を期待したが、職場は山と田んぼに囲まれた場所。「あまり田舎と違いがなくて…。でも、それが良かったのかな」と振り返る。

 ○…現在は、夫と2人の娘と海老名市で暮らす。子どもができると退職していく女性が多い時代に、仕事を続けてきた。「保育園や学童保育など、本当にお世話になった。世の中に子どもを育ててもらったようなもの」。話すと口に出るのが、人への感謝の気持ち。「若い頃は何もできなくて良く叱られた。そんな私を働かせてくれた職場や支えてくれた先輩に感謝」と想いは深い。謙虚で自身を褒めることはないが、これまでの36年間は、多くの人々を助け支え続けた年月だったことだろう。
 

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