10月5日に厚木アーバンホテルで開かれる「朗読会」をプロデュースした 伊藤 寛之さん 戸室在住 73歳
「いつも燃えていたい」
○…「本来、人の心は優しくて潤っているもの。朗読で忘れかけていたものを取り戻し、一服の清涼感を提供できたら」と10月5日に開かれる俳優・寺田農さんの朗読会をプロデュース。作品は高村光太郎不朽の名作「智恵子抄」。朗読会開催のきっかけは、昨年演劇仲間の寺田さんと厚木でお酒を酌み交わしたときだ。
○…「昔の仲間の訃報に接すると青春の話になる。元気なうちに何かやらないか」と寺田さんと話し合い、昨年一回目を開催。作品は森鴎外の「高瀬舟」を選んだ。今でも演劇仲間と年賀状を交換し、親交も深い。舞台を観に行くことも多く、仲間との出会いが大きな財産になっていることに感謝する。モットーとしている「群れない、媚びない、阿ねない」が生き方の原点だ。映画『おくりびと』などで活躍する山崎努さんに舞台に3回出演してもらった。
○…北海道の生まれ。大学入学を機に上京した。大学時代は見飽きるほど演劇に夢中になった。演劇、脚本に興味をもち20代後半の頃、不動産の仕事をしながら、貯めたお金で新劇のプロデュースを始めた。「無名の才能がある人を世に送り出すこと」が醍醐味なのだという。1967年に公演された『ベケット』で制作助手として関わったことがスタート。以来、デビュー作となった『バラ戦争』をはじめ、時代とともに様々な演劇を制作してきた。「演劇とは無から有を作り上げていくもの。興奮しますよ」
○…結婚を機に演劇に携わる機会は減ったが、それまでは「既成の枠から飛び出し、好きな作品を好きな仲間と自由な発想で」燃えていたと話す。演劇のことになると話は尽きない。朗読会の次の構想はすでに頭の中に描いているそうだ。「いつも燃えていたい」と笑う。実は(株)ハウジングプラザ山王代表取締役。厚木に事務所を構えて35年になる。本業の不動産業の傍ら、舞台をマネジメントする。まっすぐで飾らない人柄が印象的。妻と2人暮らし。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
4月19日